The Stellar Journal

文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

士業とコンサルタントのボーダーライン

今月号から「ステラ・ジャーナル」の執筆陣に新たに加えさせていただきました、私、Pacific Dreams, Inc.(Wilsonville, OR)の酒井謙吉と申し上げます。全米にある日系企業様向けのHRコンサルティングサービスを提供している会社を1996年から経営しております。皆様に私の記事をお届けできますことを大変光栄に思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。

最初の記事は、士業とコンサルタントというテーマで執筆してみたいと存じます。日本では「士業」といって、弁護士、税理士、司法書士、社労士(社会保険労務士)など「士」という文字が職業名の最後につく、高度な専門知識と国家資格の認定を要する職業の総称があります。「士」が侍(サムライ)に通じるということから別名、「サムライ業」とも呼ばれています。士というのは、その昔の日本では役人という意味で使われており、昔の役人を担っていたのが当時の侍であったからというわけです。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

色に隠された日米の文化差

アメリカに長く住んでいて思ったのは、色に対する意味合いが日本と異なることがたくさんある、ということです。文化によって異なるのはわかりますが、私は日本とアメリカしか住んだことがないので、この二つの文化を比べてみたいと思います。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

私の趣味は演歌を歌うことです!

東京に到着したのは1989年1月27日、日曜日のこと。その日は私の32歳の誕生日だったので、今でもその日をはっきりと覚えています。それから約一週間後、私は正式に Nippon Motorola (NML)の全国サービス・ファイナンス・マネージャーとして勤務を開始しました。日本に深い興味を持ち、数年間日本語を学んできたので、日本で生活し働くということは、まさに夢が叶った瞬間でした。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

選択制夫婦別姓と家族の多様性

日本は選択制夫婦別姓を認めることにまだ反対をしている人がいるようですね。「選択制」である以上、夫婦別姓にするかしないかは個人の問題であり、選択肢が増えるだけであるにもかかわらず、反対理由に「子供が親と強制的に別姓になる」「家族は同じ苗字であるべき」「子供の心情を考えろ」とかを反対理由にあげているようです。

反対されている方は、そもそも結婚は一度しかせず、離婚もせず、しかも結婚したら必ず子供ができる、という古い価値観の中にいるようです。

Read More
文化, 人事 Steven Gan 文化, 人事 Steven Gan

米国での履歴書と雇用プロセスに関して考慮すべき非常に重要な事項

アメリカには日本のように高校・大学などを卒業された、いわゆる新卒の方々が卒業と同時に4月1日から一斉に働き始める、という習慣はありません。また、仕事を探す際に提出する履歴書(レジュメ)も決まった書式はありません。

日本では、履歴書の種類はいくつかはあるものの、基本的にはJAS規格(日本産業企画)で決まっている履歴書を使用します。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

ハロウィンにトリック・オア・トリートをしますか?

もうすぐハロウィーンですね。

私がアメリカに来た、1990年代には日本ではハロウィーンは何もやっていませんでした。アメリカ人の友達によると、彼女小学生でがイギリスに住んでいた1980年代には、イギリスでもハロウィーンは何もやっておらず、ハロウィーンの日にアメリカから来た彼女と兄弟姉妹がコスチュームを着て、近所の家にアメリカの習慣である「トリック・オア・トリート」(Trick or Treat - お菓子をくれないといたずらしちゃうぞ)をしに行ったところ、「何が欲しいの?クッキー?」とか聞かれ、変な目で見られたそうです。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

男性の助産師について

私の長男が生まれた2000年ごろに、確か日本では男性の助産師を認めるかどうかで論議がありました。「女性が嫌がっているから」という理由で認められなかったことを覚えています。

そして、20年以上たった今でも、日本では男性の助産師が認められていないそうです。 未だに男性が助産師になれないという事実にも驚きましたが、もっと驚いたのは男性が助産師になれない理由が「女性の反発が強い」ということです。

Read More
文化 Steven Gan 文化 Steven Gan

「若い家族介護者の困難な生活と職場での介護に対する理解」

日本で、子供が親の介護をする、「ヤングケアラー」(Young Caregivers)が問題になっている、という話を聞きました。

日本だけではなく、アメリカにも同じ社会問題があります。

8歳から18歳の、140万人もの子供たちがヤングケアラーとして、親、兄弟、親類の介護にあたっています。

Read More