The Stellar Journal
プラジアリズム ― AI時代だからこそ見直したい昔からの教訓
私は、1990年にアメリカに来て、1991年に大学院に入学することになりました。入学した大学院では、留学生は全員英語のテストを受ける必要がありました。お恥ずかしながら私はその大学の大学院生の為のESLのクラスを取らされました。
最初の授業では、エッセイを書かされ、次の授業の時には、先生に「このクラスの学生とキング牧師との共通点は何ですか?」と聞かれました。アメリカに住んでいるとか、人種がマイノリティーであるとか、いろいろな意見がでましたが、先生は黒板に大きく「Plagiarism(プラジアリズム)」と書きました。
説明責任型コンプライアンスとは
今回の記事は、ややリーガル的な色彩の濃い内容となるため、ひょっとすると弁護士ではない私があえてカバーすべき事柄ではないのかもしれません。ですが、弁護士ではない私ではありましても法令、とりわけ私の守備範囲であります企業の雇用関係に関するコンプライアンス(法令遵守)につきましては、それなりの一家言を持つ立場にありますので、最新の状況を踏まえながら皆様にこの記事をシェアさせていただきたいと存じます。
日本の証券口座を持つ米国居住者必見|PFIC課税と確定申告の注意点
国在住者やグリーンカード保有者の中には、日本の証券口座を維持しながら投資を続けている方も少なくありません。しかし、日本では一般的な投資信託やETFが、米国税務上では「PFIC(Passive Foreign Investment Company)」に該当する可能性があり、思わぬ税負担や申告義務が発生することがあります。
本記事では、日本の証券口座を持つ米国居住者が知っておくべきPFIC課税の仕組みと、米国での確定申告時の注意点について解説します。
フィクション:あの日、民主主義は死んだ
203X年の冬、東京の空は鈍い鉛色をしていた。
旧自衛隊は「国防軍」と名を変え、街には若い兵士たちの姿が以前よりも目につくようになった。
「生活困窮者に軍勤務を事実上強制する制度だ」
そんな噂とともに広がった経済的徴兵制(※1)は、政府の華やかな宣伝とは裏腹に、人々の心から少しずつ余裕を奪っていった。
新任エグゼクティブの成功を左右する「オンボーディング戦略」 ─ 「失敗しないための幹部職採用プロセス」(全4回シリーズ最終回)
新任エグゼクティブの成功は、着任後の数カ月ではなく「最初の3ヶ月」で大きく左右されます。どれほど優秀な人材であっても、オンボーディングの設計や実行が不十分であれば、期待された成果を発揮するまでに時間を要し、組織に不要な混乱を招くおそれがあります。最悪の場合にはその失敗が新任エグゼクティブ自身の評価や成果不達の要因となりかねません。本稿では、4回シリーズの締めくくりとして、新任リーダーが着任直後から成果を最大化するためのオンボーディング戦略について解説します。
設備投資は本当に節税になるのか?
米国子会社が知っておくべき減価償却と税務戦略 ー 設備投資は、生産能力の向上や業務効率化を目的として行われる重要な経営判断です。一方で、「設備投資をすると節税になる」という話を耳にすることも少なくありません。確かに米国税法には設備投資を後押しするための優遇制度が存在します。しかし、その制度を活用すれば必ず税金が安くなるとは限りません。今回は、日系企業の米国子会社が設備投資を検討する際に知っておきたい減価償却の基本と、税務上のポイントをご紹介します。
経理の「仕組み化」が経営を強くする — 会計方針の文書化がもたらす便益
「誰が担当しても、毎月同じスピードで、正確な決算書が上がってくる」——これは、現地法人を率いる経営者や駐在員の皆様にとって、理想的な決算の姿ではないでしょうか。
米国の日系企業において、経理業務のスピードと安定性を高める最大の鍵は、「会計方針の文書化」にあります。日々のオペレーションを回すことで手一杯になりがちな現場ですが、会社のルールを一度文章として整理しておくことは、属人化を解消し、日本本社への説明コストを劇的に下げるための「攻めの経営インフラ」になります。
ソーシャル・セキュリティの財政:積立金の枯渇は2032年と予測
ソーシャル・セキュリティ積立金の評議会は、毎年ソーシャル・セキュリティの財政収支予測を発表しています。2026年版レポートが2026年6月9日付で公表されましたので、その内容を見てみましょう。